2011年09月12日

新宿コントレックス、反省

新宿コントレックスvol.1終わったので反省やら感想やらをまとめておく。
ひとまず寸評っぽく演目について。他の団体についても遠慮無く。

1.アガリスクエンターテイメント
持ち時間が短いのもあるが、小粒。ネタも芝居も。いまいち説得力に欠ける。まあ前座の仕事をしたと言えば聞こえはいいが、
単独で客を満足させられたかと言うと疑問。「獲りに行く」「勝ちに行く」という戦闘体制で芝居をしなくちゃあダメだ。

2.トリコロールケーキ
実は以前対バンした時と、コントのセットリストがまったく一緒。なので未見のネタはなかったが、「離婚」は初めて観た時に爆
笑したネタなので、改めてその「なんでもありじゃねえか」という構造が素敵。
自分が一度観たネタなので色々言うのはむずかしいのだけど、もっとウケても良かったんじゃないだろうか。

3.コント集団神と仏
してやられた。彼らは、客の笑わせ方を解っていて、それを惜しげもなく使って攻撃的に、狙いすまして笑いを獲りにきた。
出落ちで初めときながらネタの構造はシチュエーションコメディの文法だったりと、パッケージのくだらなさと構造の塩梅が巧
み。こんちくしょう、まだ若いのに。

4.黒薔薇少女地獄
正直に言うと、こういう類の「熱量どかーん」みたいな笑いは苦手なのです。
でも、そんな好みを乗り越えてくるバカバカしさを黒薔薇は仕掛けて来て、そこで絶対に笑ってしまう。
そしてそういう強引な笑いを可能にする熱い芝居と姿勢。スゴく盗みたいアレコレを持っている。

5.ゾンビジャパン
観ていて好みの方向性が似てるな、と。ネタに使われているブツも含めて。
なにより、年長組なのに一番大人気なくクダらなく貪欲に獲りにきて、観ていてカッコよかった。
突然漫才みたいなの始まったり。またそれが巧いんだ。
舞台上でスゴく自由で、ああ、これが面白い人たちだ、と思い知らされた。

と、まあ色々書きましたがおかげさまで満員御礼。制作面とか仕切りの場面での反省も多々ありますが、今日はこの辺で。
次回新宿コントレックスは11.16です。詳細待て!

今のイチ推

クエンティン・タランティーノ「パルプフィクション」

映画史上最もアガるオープニングのひとつが、この映画。だと俺は言い続けている。
ゾンビジャパンの転換で「ミザルー」が流れた瞬間に俺のテンションが振り切れていたことは、内緒。


posted by 淺越岳人 at 16:54| Comment(0) | 芝居 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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